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朝日新聞で連載されていた吉田修一さんの<悪人>が完結。
久しぶりに続きが待ち遠しく、毎日欠かさず読んだ新聞小説でした。 なんせ旅行に行ったときには、小説が読みたいので 夕刊だけ配達してくださいって新聞配達屋さんにお願いしたくらいです。 殺された一人の女性と、彼女と関わりのあった二人の男性、 そして彼らをとりまく家族や友人、恋人の物語。 タイトルにある<悪人>とは誰なのかという結論はなく、 読者に委ねられて終りました。 殺意を誘った女性が悪いのか、 殺人のきっかけを作った男性が悪いのか、 実際に殺人を犯した男性が悪いのか。 場面転換や登場人物の視点の変更など、 新聞連載小説という制限を上手にいかした小説でした。 本になったらどうなるのか、もう一回とおして読んでみたい。 |
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最近売上が今ひとつで鬱々していたら、
だんなに「今のお前に足りないのはこれだ」と 本を手渡されました。その名も 『なぜおいしいアイスクリームが売れないの? ダメな会社をよみがえらせる3つのレッスン』 なぜおいしいアイスクリームが売れないの? ダメな会社をよみがえらせる3つのレッスン S. チョウドリ 中山 宥 ![]() 一見、『チーズはどこへ消えた』を思い出させるような表紙とタイトル。 内容は、売上がとれず閉鎖寸前のアイスクリーム工場長の主人公が 昔の知人である優良なスーパーマーケットの支店長に、 なぜ自分の会社のアイスクリームを販売してもらえないのか尋ね、 そこから魅力ある会社になるためのノウハウを教えてもらうというもの。 小説仕立てで、さくさくとあっという間に読めます。 鬱々落ち込んでないで前向きに仕事しようと気分転換できました。 しかしハロル堂にいかすよりも、別のことがアレコレ気になったり。 この本の真髄は個人経営にもいかせますが、 副題にもあるとおり、とりあげられているのはダメな<会社>なんです。 メーカーのお話なので、なかに商品製造の完璧さがあげられています。 コストを惜しんでささいな欠陥を見逃すと、ひいてはそれが 商品の信用を失わせ、会社自体も危うくする。 今で言うなら不二家です。上層部の人たちにこの本の心構えが 備わっていれば、こんなことには決してならなかったはず。 とはいえ、実行できるような上司がどれほどいることか。 本では部下の声をよく聴き、ひろいあげそして実行することの大切さも 描かれているのですが、こんな職場がほんとにあったらぜひ働きたい。 自分の会社体験を振り返れば、意見を書いた業務報告書を毎月提出したり、 しょっちゅうミーティングにつき合わされましたが、 部下達の意見が実行されたことはほとんどありませんでしたよ〜。 完璧であること、部下や現場の声を拾い上げること、わかっていても 結局はいつのまにか形式だけになってしまうんですよねえ。 会社という組織の中でこの本に書いてあることを実行するのはとても難しい。 だからこそ実行したときに会社が素晴らしく魅力的なものになるんでしょう。 |
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11月末で閉店されたネット古書店さんに注文していた
本が届きました。とても丁寧な説明がされているお店で、 そのうち相互リンクの依頼をしよう、と考えているうちに ホームページに閉店の告知が。 閉店セールをされているのもあって、本を数冊購入したのですが、 忙しい中にあっても丁寧なメールのやりとり、 届いた本はとても綺麗な梱包でした。 ああ、どうして閉店しちゃうんだろう。 なんだか寂しいなあ。 |
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昨日は四天王寺の古本まつりへ。
小雨が降ったり、晴れたりところころ変るお天気で、 雨が降るたびにお店の人たちが 「今日はこればっかりやな」 といいながらビニールシートを掛けてました。大変だ。 最近ぼんがパワーアップしているので目が離せず、 ぼんの見張り番をだんなと交替しながらお店を巡ってきました。 ちなみにぼんは、鳩を追い掛け回したあと、 境内のすみっこで柔軟トレーニングしてる女子中学生たちを見つけ、 ずーっとつきまとってました・・。ほんと女の子好きだなあ。 今回は宅急便の案内が見つからなかったので、 あまり思いきって買うことができませんでした。 (なんせぼんを連れ歩くだけでも一苦労なもんで・・・) セドリをしたかったのですがあきらめて、 久しぶりに自分の好きなルネサンス関係の本を購入。 といってもルネサンス美術品の滑稽に関する本なので、 いつかはハロル堂に出品するかもしれません。 |
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前作『陰摩羅鬼の瑕』から、あまり間をあけずに出版されました。
amazonで予約直後に「京極夏彦全作品解説書」を本屋で配布! という広告を見て、がっくり肩をおとしていたのですが、 amazonでもちゃんと商品と一緒に送られてきたのが嬉しかった。 塗仏あたりから京極堂への愛がやや薄れ気味なものの、 解説書を読んでいると、めらめらと過去作品を読み返したくなります。 ただ、京極作品は読み返すのも時間がかかる・・・。 今のところは久しぶりの新作を、ゆっくり味わっています。 途中から我慢できなくなって一気に読んでしまうでしょうが、 最初だけでも丁寧に味わいたい。 にしても、冒頭の「世界に中心などない」という言葉には 爆笑してしまいました。 |
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ジュンク堂京都BAL店に行ったら、おだやかな微笑をうかべた
大江健三郎看板がエスカレータ前にてお出迎え。 なんだろうと思ったら、大江健三郎書店が開かれていました。 8月1日から9月半ばまで開催されている企画らしい。 おもしろ半分で覗いてみたのですが、武田百合子、宮沢賢治、 阿部公房、筒井康隆、伊丹十三、古井由吉から町田康、 セリーヌにミラン・クンデラ、ディケンズにヴォネガット、 サイードにフーコー、ジャック・ル・ゴフ、そして ボートの三人男やくまのプーさん・・・などなどなど他にも多数。 さすがといわんばかりの興味深い良書が取り揃えられていました。 近頃すっかり定番になった手書きPOPも飾られていて、 大江健三郎が書いたと思うからなんだろうけど、 どれを読んでも味があるような気がしてしまう・・・。 町田康の作品については「才能!」としか書いてないというのに、 文字の力は偉大です。ハロル堂でも真似してみようかな。 (でも、私の手書きの文字には知性のかけらもないので、 逆効果かもしれない。) 書きながら思いついてジュンク堂のホームページを見たら、 大江健三郎書店の記事が掲載されていました。 でも、ここには池袋店としか案内されていません。 京都BAL店はバッタもんなのかしら。 ともかく直筆POPや本の目録も紹介されているので、 興味のある方はどうぞ。 ぼんがいるのでゆっくり見ることができなかったので、 改めてゆっくり目録を見ると、これまた興味深いです。 だけど、やはり本の持つ存在力は実店舗にはかなわないなあ。 ネットショップ運営者としては、いろいろ考えさせられました。 |
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とある和食のマナー本をぱらぱらと読んでいたのですが、
著者の娘があとがきでこんなはなしを書いていました。 著者母娘で外食していたとき、隣席に箸の握り方がなっていない男性と 箸の握り方がわからない外国人のお客様がいて、外国人は店員さんに 教えてもらって正しい箸の使い方を習得していたけれど、 男性はあいかわらずだらしない食べ方をしていて見苦しかった、 というような内容。つまり、そこから日本人にこそ忘れられかけている 和食のマナーが大切です・・といった展開になるわけなんですが・・。 ふと思ったのは、外食しているときに隣席の人の箸の握り方なんて 見るもんなのでしょうか。著者はマナー本をだすくらいだから、 行儀作法に詳しい生活をしていて、おのずと目がいくのかもしれない。 でも、ごはんを食べていて、他人の箸の握り方や食べ方を 「見てご覧なさい。あの方のお箸の握り方、なってないわ」 「本当ね、お母様」 と目くばせし、話し合っている母娘の姿を想像すると、 とても恐ろしいイヤ〜な光景のような気が・・・。うーん。 もちろん最低限のマナーは大切だと思うけれど、 楽しく食べられたら少しくらいは多めに見てもいいんじゃないか、 とも思ってしまう。なんだか本を読む気が失せてしまいました。 こういう本はハロル堂で売る気にもなれないし。ああ、商品ロス。 |
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「1日10分でえがじょうずにかけるほん」シリーズ
というのが売れているようです。 (現在の楽天ブックスウィークリーランキングで56位) 1日10分でえがじょうずにかけるほん のりもの ![]() でも、これってエド・エンバリーの本そのまんまですよねえ。 エンバリーおじさんの絵かきえほん のりものかけちゃうよ ![]() このごろ、エド・エンバリーグッズが流行っているので、 類似商品がでてきても不思議ではありませんが・・・。 個人的にはやっぱりエド・エンバリーの本のほうが格段に かっこいいし、大好きです。 絵本作家エド・エンバリーの本は、絵を描くことのおもしろさを 教えてくれるあたたかさを感じられるし、絵が完成する過程ですら芸術的。 一方、今回、日本で作りだされたこの本は、 1日10分創造力を養うドリルになっちゃってるのも、あじけない。 だけど、二番煎じのほうがよく売れてるというのは、 出版社の宣伝力の違いなんでしょうかねえ。 それとも単純に安いから?? |



